昨年半ばからアパートの空室が急増しています。
「新築アパートが周りにどんどん建ったせいで、私のアパートの空室が増えた。家賃を下げた方がいいのでしょうか。」という問合せがあります。
アパートは3室に1室が空室というありさま。(不動産調査会社タスの調べ)
理由は、新築アパートの供給過剰と、不動産投資家の増加です。
人口は減少しておりますが、単身世帯が増えているため世帯数増えておりますが、世帯数は2020年から減少に転じると言われており、日本銀行は、アパートなど貸家の入居戸数も2020年をピークに減少を始めると推計しています。
そうなると、仮にアパート等貸家の総数が現状維持するだけでも、空室は増加することになります。
こうした背景にも関わらず、「新築アパートが増えている最大の理由は、2015年1月の相続税の増税が影響しています。
アパートを建築すると相続税対策になり、現金で保有しているより、土地・建物に換えた方が3割ほど低くなり、賃貸にすることでさらに、2~3割下げることができます。
通常、アパートは建築に半年ほどかかりますから、アパートの供給は2015年半ばごろから増えはじめました。
さらに、都会に住む不動産投資家達が、新たなプレーヤーが地方市場にも参入しており、都会の資本が地方に影響しています。
こうした状況に対して、あなたはアパートの空室対策として何をしますか??