おはようございます。株式会社タワーの佐藤泰裕です。今朝の北海道旭川市は8℃、札幌市13℃です。
冬期に向けて、「床下換気口」を、閉めてください。
床下換気口が開いていたために、水道管凍結事故を起こしたことがありました。
土台部分を丁寧に除雪したため、冷風が吹き込み、床下の水道管を凍結させてしまったのです。
「床下換気口」・・・木造建築の1階床組の換気の為にコンクリート基礎部分に開けられた開口部のこと。
換気口の大きさは300cm²以上で、間隔は5m以内に1ヶ所儲けることが建築基準法で定められています。
1区画に2ヶ所、対角線上に配置して床下に満遍なく空気が流れようにします。
「木造のアパート」にとって一番大事な土台を守る大切なものです。
床下換気口は1階真下の土からの湿気を外に逃がすために開けられています。
湿気が多いと土台に使われている木材が腐ったりシロアリの被害にあったりして大変危険です。
またカビも発生しやすくなり、その上にある部屋や押し入れのカビの原因にもなっていたりします。
それらを考えていくと床下換気口の役割は非常に大きいと言えます。
北海道のような寒い地域では、床下換気口があることで床から冷気があがってきます。
建築年数が古い木造建築は床断熱もされていないため冷気が室内に伝わりやすくなっています。
寒くなってきた頃にスタイロフォームなどで床下換気口を塞ぐのも良いですが、暖かくなってきた頃に忘れずに取り外さないと床下に湿気がこもる原因になりますので、春には、開けなくてはいけません。
すでに床下換気口を閉めているアパートは、キャッスル東光、フローレンス132、コーポさくらは終了しています。