おはようございます!株式会社タワーの佐藤泰裕です。
現在、管理物件内で、給水や給湯用に使用されている「銅管」に孔食(以下、ピンホールと呼ぶ)による漏水が発生し、対応中です。
●ピンホールとは
金属表面で起こる局部腐食の形態をいいます。金属の表面に小さな孔(ピット)ができ、その内部に腐食が進行することです。
●ピンホールの原因
環境側からは水源水質に係わりがあるようですが、水の温度や流速、管の材質などいろいろな要因や条件が複合的に作用して発生すると言われています。
●漏水が発生する時期は
ピンホールによる漏水発生箇所の使用年数は、設置後(住宅等の新築後)15年ほど経過しているケースが多く、設置後5年で発生するケースもあり、一様ではありません。様々な要因により、腐食の度合いや形態が異なるのではないかと考えられています。
●防止策として
1、耐性のある銅管を選定する。
2、違う材質の配管材を選定するなど・・・があります。
新築時には、配管材料等は維持管理などのことを考慮し、建築主と施工業者(建築業者や水道業者)で十分協議のうえ、選定することが大切です。
●ピンホールに耐えられる配管材料
・合成樹脂管(架橋ポリエチレン、ポリブデン、塩化ビニール)
・耐孔食性銅管(管内面スズ被覆銅管、耐孔食銅合金管)
・内面被覆した鋼管(塩ビライニング、ポリ粉体ライニング)
・ステンレス鋼管